TODAWARABLOG

戸田蕨です。小説書いてます。よろしくお願いします。

本の紹介「幸せはガンがくれた~心が治した12人の記録」…ガンを克服するには、患者自身のポジティブな心が何より重要!

先日、川竹文夫さんの本

「幸せはガンがくれた~心が治した12人の記録」を読んで

かなりの衝撃を受けてしまいましたので

その感想方々

内容のご紹介をしようと思います。

 

 

著者の川竹文夫さんは現在

NPO法人「ガンの患者学研究所」代表をされていて

NHKディレクターという経歴をお持ちです。

 

44歳の時に腎臓ガンに罹患したことをきっかけに、ガンについていろいろと調べるようになり

93年に教育テレビで

「人間はなぜ治るのか」

というスペシャル番組を制作し、非常に大きな反響を呼びました。

(内容は、末期ガンで余命僅かと宣告され、絶望の淵にいた患者たちが、自らの力でガンを克服し生還を果たした────という、国内外の複数の実例です)

 

その後、川竹さんは

自らの再発ガン完全消失させることにも成功されています。

 

 

今は健康でも

将来ガンになったらどうしよう……

と、不安に思っている人は多いと思います。

 

ましてや

実際に体に不調があらわれ

お医者さんからガンだと宣告された時には……

 

ショックの余り頭の中は真っ白になり

 

 

すべてお医者様にお任せします。

どうぞ、なにとぞ、救ってください!

 

という気持ちになってしまう人が、ほとんどなのではないかと思います。

 

病気を治すプロフェッショナルはお医者様。

患者(私)はシロウトなんだから、すべて任せるしかない

……と。

 

そしてお医者さんの方も

患者に寄り添ってくれる良医もおられますが

 

中には

「私の方針に逆らったら、あんた死ぬよ」

みたいな感じで来るお医者さんも

少なからずいたりして……。

 

 

現在、日本において

ガンの標準治療とされているのは

手術、抗ガン剤、放射線治療3本柱です。

 

しかしながら

ガンの状態によっては手術が出来ない事もあるし

抗ガン剤にはしばしば、激烈な副作用が伴う事があります。

 

体力と免疫力を著しく削がれてしまい

かえって命を縮めてしまう事も少なくありません。

(そのため、アメリカや欧米諸国では近年、抗がん剤を使う事は少なくなり、免疫療法や遺伝子医療をメインに据え、ガンによる死を着実に減らしています)

 

ところが

 

抗がん剤や手術をしなくても、放射線治療をしなくても

ガンは消える事があるんだそうです。

 

それが自然退縮という現象。

 

主治医からは末期ガンだと言われ

余命数か月、数週間だと言われていても

治ってしまう事がある。

 

この本には

その実例が12人分、詳しく紹介されています。

 

 

この人々が、どうやってガンを治したかというと

代替医療だったり、生活習慣の見直しだったり

人によって様々なのですが

 

共通しているのが

絶対に治ると信じ抜く事。

そして

ガン=死の病だという

強固な思い込みを捨て去る事。

 

人のの働きって免疫力と繋がっていますから、本当に凄い力があるんですよ。

「治る」と心の底から信じきっていると、本当に治ってしまう事がある。

プラセボ効果なんていうのも、広い意味でとらえればそうですよね。

 

大事なのは

自分の体は自分が治す。

治すことが出来るんだ。

気づく事。

 

 

楽観的に、信じ抜く事で免疫力が上がり、ガンが消滅してしまう。

または

消滅まではしなくても、ガンが悪さをしなくなる(全身ガンだらけでも元気に生きられる事があるそうです)。

 

本書で実際に治り、健康を取り戻した人達の話を読み終えてからは

余命宣告って何だろう?

余命なんてわからないんでは?

と思ってしまいました。

 


心細くなっている患者や家族にとって

お医者さんの言葉って、非常に重いものがありますから

願わくば

お医者さんには、脅しつけるような事や絶望させるような事を言うのは、やめてもらいたいですね……。

 

逆に

希望を持たせるような言葉をかけてもらえれば

それはとてつもなく

大きなにも支えにもなることでしょう。

今、日本では

二人に一人はガンになり

三人に一人はガンで命を落とす時代だと言われています。

 

どんな治療法を選択するにしても

 

ガンという病気には「心」が密接に関わっている。

自分の「心」次第では

治すことが出来る病気だ。

 

ということを、知っているのと知らないのとでは、大きな違いがあるでしょうから

 

やはり

この事は、知っておいた方が良いのではないかと思います。

 


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うちのニャンコは「肩乗り猫」

うちのココ(生後11か月のトンキニーズ)は、まだ子猫でもあるせいか

とんでもなく活発なお嬢なのですが

油断していると

ビョン!

背中や肩に飛び乗って来るので

思わず

「ビクッ!」

としてしまいます。

我が家のムスメ「ココ」(生後11か月)です。

 

今みたいな冬場は

私の方も結構な厚着をしているから、まだ良いのですが

飛び乗って来る時には思いっきりを立ててきますから

 

シャツ一枚とかでいる時には

かなりの激痛が走ります。

 

下手するとが出そう。

 

※このお姉さんは私ではありません

朝、ネコ部屋から出してきた時には

甘えん坊モード全開なので

すかさず肩や背中に乗ってきて顔や首をペロペロペロペロしてきます。

 

すごく可愛いんですけど

痛いです。

 

ニャンコさんの舌って、ザラザラしているので

まるで顔や首にヤスリを掛けられているよう

強烈に痛いです。

 

 

先代猫のミータ(ロシアンブルー)の時は

肩に乗って来ることなんて

無かったんですよねえ……。

 

ミーちゃんは体重が8㎏以上もあったデカニャンコだったから

もし飛び乗り好きな性格だったら

相当、厳しい事になってただろうなぁ……。

 

あの重さで、いきなり乗って来られたら倒れるかも。

 

カニャンコのミータ

 

たぶん

体重が軽くて

活発で

甘えん坊の子が

肩乗り猫になるんだと思います。

(ココちゃんは今3㎏)

 

 

傍から見ている分には、可愛らしいので

いいな~♡

と思われる向きもあるかもしれませんが

 

正直

痛いし、服はダメにされるし

結構きついです…。



先日なんて

 

外出から帰って来た時

いきなり背中から飛び乗られて

コートの生地の糸が飛び出してビヨ~ンてなっちゃいましたから……。

 

一張羅を着る時には

上からスモッグでも羽織ってないと

危険かも知れません……。

 

もう少し手加減してください……。

 

 

 

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春の味覚・フキノトウとノビルを摘んで食べてみました。

先日、実家に行った時

庭にフキノトウノビルが生えていたので、家に持ち帰って食べてみました。

 

フキノトウは、スーパーのお惣菜で天ぷらになっているのを食べた事がありましたが

 

ノビルの方を食べるのは、たぶん人生初です。

 

 

ノビル(野蒜)

ヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属

 

ノビルは根っこの所を、1個だけ生でかじってみたんんですけど、結構いけるかんじでした。まんまネギって感じです。

 

今回は根っこの部分だけを野菜スープに投入してみたのですが、普通に美味しかったです。玉ねぎのミニミニサイズって感じ。

 

葉っぱの部分も根っこの部分も食べられるそうなので、お味噌汁に入れても良いかもしれないですね。

 

ネギが足りない時なんかに

その辺からサッと引っこ抜いて来て使えそうです。

 

 

ノビルは昔から薬草としても使われていたらしいですよ。

なんでも

滋養強壮食欲増進の効果があるとか。

 

そんなノビルの花言葉

「タフなあなたのことが好き!」

おお~、いかにも滋養強壮剤っぽい花言葉ですね。(^^;)

ノビルの方は

面倒な下ごしらえもいらず

たいへん手軽に使える感じなのですが

 

ちょっと難易度高かったのが

フキノトウ

 

 

妖精のように可愛らしいフキノトウ

早春に芽を出す

フキの花茎です。

 

 

フキ(蕗)

キク科フキ属

 

花言葉

「公正な裁き」

「真実は一つ」などなど

 

なんでやねん。

 

フキノトウはそのほろ苦さ

「春の味」

として珍重されているのですが

 

そのままでは苦すぎて、とてもじゃないけど食べられないので

まずはアク抜きをする必要があります。

 

その時

を使っても良いらしいのですが

重曹の方が早くアク抜きが出来る

ということなので

食用の重曹を買ってきました。

(掃除用の重曹を使うのは、なんとなく気分的に憚られたので……)

鍋に沸かしたお湯ティースプーン1杯分の重曹を投入し

そのなかに洗ったフキノトウを入れ、1分半くらい茹でました。

 

その後

引き上げたフキノトウを鍋いっぱいのに漬け

水が茶色くなるごとに、2回くらい水を取り替えました。

 

外葉をちょっと食べてみて、苦味が薄くなったので

まあ、これくらいで良いか~

と思うところでアク抜きは完了

 

これをどう料理するかが問題。

 

フキノトウと言えば

天ぷらが定番ですけど

揚げ物は面倒くさいからやりたくない!

 

もひとつ定番と言えば

フキ味噌ですが

これもいまいち心躍らない……。

 

さてどうする!?

 


悩んだ末、結局

鶏がらスープの素少々と塩コショウを加えて

オリーブオイルで炒めてみました。

 

 

食べてみましたところ

味の方は、まあまあでした。(良い感じのほろ苦さ)

 

完成品の画像が無いのは

お見せするほど

見映えするシロモノでもなかったからです。

なんかどす黒くなっちゃって……(^^;)

 

今にして思えば

ざく切りキャベツやベーコンと一緒にオリーブオイルで炒めて

バジルのパスタに和えたら、良い感じになったかもなあ……

 

まあ

春の味覚という事で

 

こういうのも

たまには良いんじゃないでしょうか。

 

 

 

 

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映画「枯れ葉(Fallen Leaves)」の感想~テンション低めな大人のラブコメディ

先日、黄金町のジャック&ベティで

アキ・カウリスマキ監督の映画

「枯れ葉(Fallen Leaves)」を観てきました。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

内容(ごく簡単に)

 

独り暮らしの女性(40代くらい)アンサは、スーパーマーケットで働きながら

無味乾燥な毎日を淡々と送っている。

 

それほど余裕のある暮らしではないため

彼女は、店から出る賞味期限切れの食品を持ち帰って食べたりしている。

しかし

それは本来、廃棄される事が決められているもの。

彼女の行動はルール違反と見なされ、警備員にマークされていた。

 

 

一方

工場労働者の男性、ホラッパ(40代くらい)。

 

彼もまた

金属工場で粉塵まみれで働きながら

味気ない日々を送っていた。

 

 

いくぶんアルコール依存症気味の彼。

勤務中にも、コッソリ持ち込んだ酒を飲むことをやめられない。

 

 

そんなある日

 

ホラッパは、同僚に誘われて行ったカラオケバーで、アンサと出会う。

 

お互いに何となく、惹かれ合うようになる二人……

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

この映画は、ジャンルとしては

「ラブコメになるんじゃないかと思うのですが

 

とにかく

主役の二人が終始仏頂面でニコリともしないんですよね。

「人生、ひとっつも面白い事なんか無いわ!」

みたいな佇まいなんですよ。

 

しかも二人とも

いとも簡単に仕事をクビにさせられちゃう。

 

一生懸命生きているのに

彼らに吹き付けてくる風は逆風ばかり。

 

そんなこともあって

特に話の前半から中盤あたりには

冷え冷えとした

重苦しいムードが漂っているのですが

 

明るさがことごとく抑制されていることにより

かえって

友人たちの優しさとか

二人が抱くほのかな愛情

じんわり暖かく感じられてくるところがありました。

 

不運でぶきっちょな彼らが

なんだか

次第に愛おしく感じられてきたりして……。

 

ワンコも可愛いかった。

 

どことなくレトロなムードと、生活感の厳しさが漂っているので

舞台は、少し昔の東欧かな?

なんて思っていたのですが

 

ウクライナとロシアの戦況がラジオから流れ

登場人物たちの会話から舞台がヘルシンキだと判明し

「え、ここって、現代フィンランド(首都ヘルシンキ)なの?」

────と、ちょっと驚いてしまいました。

(アキ・カウリスマキ監督はフィンランドの人)

 

 

だって

フィンランドといえば

福祉が非常に充実していることで知られ

世界幸福度ランキングでも

ここ数年間ずーっと連続で1位を獲得しているほどのお国柄じゃーありませんか。

(ちなみに日本の2023年度順位は47位…)

 

それなのに

このエラく生き辛そうな感じは何……?(@_@;)

 

────と思ったのですが

 

……う~~~ん

これは映画ですからねぇ……

すなわち

これが現代フィンランドのリアル

……ってわけでは、ないのかも?

 

とはいえ

 

隣の芝生は青く見える

と言いますように

 

パッと見

他所の国って

自分の国より良さそうに思えてしまいがちですが

 

実のところは、どこも

それなりに大変なのかもしれませんねぇ……。

 



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お菓子の「落雁」は何故「落ちる」「雁」なのか。

鎌倉の豊島屋といえば鳩サブレ―で有名ですが

私はここの小鳩豆楽っていう落雁が大好き。

 

小さい鳩さん形の、きなこ味の落雁なのですが

これがものっすごく美味しいんですよ(口溶けホロホロ~)

 

 

ところで

ギモンなんですが

 

一般的に

米、豆、蕎麦、栗などの粉に水飴や砂糖などを混ぜ、型に押し固め、乾燥させたお菓子落雁と呼んでいますが

 

なぜこれらのお菓子は

落雁という名前なんでしょう?

 

 

落雁という言葉自体は本来

カモ科の鳥、雁(かり、がん)の事を言っているのですが

べつに

この雁が「空から落下している」という状態ではなく

 


下の写真のように

広々とした大空を群れで飛んでいるさま

ですとか

群れで舞い降りているさま

をいいます。

 

 

日本には

中国・北宋時代に選ばれた 瀟湘八景(しょうしょうはっけい…瀟湘地域の八つの景勝地)を元にして

素敵な景色を八つ並べた

「〇〇八景」

と呼ばれる景勝地400か所以上あるのですが

 

その際、瀟湘八景と同じように、

場所の名前の後に

「△△の~」という形で

以下のような情景が続けられるケースが定番となっております。

 

晴嵐せいらん(晴れた日の霞) 

晩鐘…ばんしょう(夕暮れの寺の鐘) 

夜雨…やう(夜に降る雨) 

夕照…せきしょう(夕映え)

帰帆…きはん(湊に帰ってくる舟) 

秋月…しゅうげつ(秋の夜の月) 

落雁…らくがん(群れ成して飛ぶ雁) 

暮雪…ぼせつ(夕暮れに見る雪)

 

私の住む横浜にも「金沢八景」という所があります。

 

そして

お菓子の落雁なんですが

 

日本各地に数ある「八景」の中でも

最初期につくられたという

滋賀県にある近江八景

堅田落雁(かただのらくがん)」からとられた名前だというのが

今のところ通説とされているようです。

 

琵琶湖をのぞむ

満月寺(堅田にある)浮御堂のあたりに

雁の群れが舞い降りている情景────

 

風流ですなあ……。

 

その時の落雁には黒ゴマが配されていたので そのさまが雁の群れに似ていたのではないか、と言われています。

 

ところが……

 

近江八景の成立

一説には1500年ごろともいわれておりますが

現代では

江戸時代の初期

17世紀の初めごろなのでは?

────という説が有力なんです……。

 

実は

それに先立つ

室町時代文明年間(1469-1487)

 

山城国(京都)の坂口治郎という人が、すでに

「御所落雁(ごしょらくがん)

というお菓子を作り始めており

 

その後彼が移り住んだ

富山県井波地方では、今なお続く名菓になっているんです。

なんでも

蓮如上人(1415-1499)

このお菓子が大好物であったとか……。

 

うーむ……

 

そうなると、名前の由来が近江八景」説はどうなんでしょう……?

 

それよりは

本家の瀟湘八景」(北宋時代…日本では平安時代…に成立している)から取られた

────と考える方が自然なような気が、私はするのですが。(^^;)

 

左の四角いお菓子が井波名物の糸巻御所落雁(たぶん)

 

お菓子の落雁のルーツ

遠く西アジアから中央アジアにあると言われており

日本には室町時代

中国(明)から渡ってきました。

 

その時の名前は

軟落甘(なんらくかん)

 

 

落雁の名前の由来には

この軟落甘の「軟」を略して

「落甘」落雁という風雅な字をあてたのではないか?

という説も

もう一つの有力な説として語られています。

 

 

落雁の名前の由来は

そんなトコロなのですが

 

鎌倉みやげ

豊島屋の小鳩豆楽

美味しいので

ほんとおススメですよ!

 

それ以外には

鎌倉紅屋のクルミッ子

ニュージャーマンの鎌倉カスター

大船軒鯵の押寿司大変美味です。(^_-)-☆

 

 



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楽しいはずの仕事が何故、そろいもそろってブラック化してしまうのか。

小さい子供たちに、将来なりたい職業をたずねると

「ケーキ屋さん」

「保育園の先生」

「アイドル歌手」

「学校の先生」

と、夢のある答えが色々と返ってますよね。

 

ところが

気が付いてみると

 

昨今それらの職業が、かなりの割合で

ブラック化してしまっていると思いませんか?

私らが子供のころには

学校の先生公務員あたりが「ブラック」だなんて

ほとんど聞きませんでしたよね。

 

マスコミ関係ファッション関係

「なんかカッコイイ☆」

なんて目で見らていて

一般的に「ブラック」という認識はされていなかった気がします。

 

ところが最近は

 

教育・保育も、介護・医療

建築運輸も、飲食・小売・サービス業

金融製造業も、農業漁業

 

も~~~

どこもかしこも

ブラックだらけ!!

 

なんで!?

なんでこーなった!?

 

 

これ、思いますに

 

バブル崩壊90年代からこのかた

「失われた30年」といわれる

長~い不景気時代を経て

 

かつては

やり甲斐笑顔にあふれていた多くの職場が

殺伐とした搾取の場と化してしまったのではないかと……。

世の中全体の景気が悪く

会社の業績は振るわず

一度仕事を離れたら再就職は困難

────そんな状況下で

 

働く人々はおのずと

必要以上のサービス労働を強いられることとなり

経営者はいつしかそれを

「あたりまえ」

と見なすようになる。

(代わりの労働者なんていくらでもいるもんね~という傲慢思考)

 

かくして

ブラック職場

出来上がり。

 

────そんな流れだったのではないでしょうか。

 

 

日本人が国民性として持っている

勤勉さ、真面目さ、思いやり、他人の空気を読むところ

これらが都合よく利用され

結果

気付けば、ほとんどの業界が真っ黒になってしまっていたという……。

 

今、ブラック化していない業界ってあるんでしょうかね?

接客が好き

物づくりが好き

運転する事が好き

子供たちと触れ合うのが好き

そういう人は、潜在的たくさんいるはずなのに

 

業界自体がブラック化してしまった事によって、その世界に飛び込むことに躊躇してしまう……

そういうケースって、今、すごく多いんじゃないでしょうか。

 

仕事に対する能力

過重労働やパワハラに耐える事

この二つには本来何の関連も無いはずなのに

 

過重労働やパワハラ耐えられる事

その業界で働く大前提

みたいになってしまっているのは、本当、どうかと思いますよ。

 

だって、今の日本は

どこもかしこも労働者不足で困っているんでしょう?

 

そういうブラック状態をいつまでも解消せず

日本人が来ないなら

立場の弱い外国人の方々を使えばいいや~

なんて発想は

人種差別意識バリバリで恥ずかしいです。

 

 

仕事に熱心なあまり、ついつい自ら働き過ぎてしまう

っていうのも

これまでは美談のように語られて来ましたけど

 

長い目で見ると

職場全体の労働環境の悪化に繋がりかねず

他の同僚にとっては傍迷惑だったりしますよね。

 

 

 

マニュアルを超えたサービスとか親切さ

なんていうのも

される側としては嬉しいし、社会の潤滑油的な所もあるんだけれども

それが当たり前ってされると

ブラック化に繋がりかねませんよね。

 

そういうのも

あくまで例外という扱いにしておかないと。

 

人って往々にして

他人からは良く思われたいと考えるものですし

喜ばれたり褒められたりすると

やっぱり嬉しくて励みにもなりますから

ついつい頑張り過ぎてしまう事もあるかもしれないですけれど

 

今いる環境を

ブラック化させないためには

 

労働として決められた範囲を超えたサービス無闇に連発しない

過剰に頑張り過ぎない

というのは

結構大事な事なんじゃないかと思いますよ。

 

 



 

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幽霊は決して「祟らない」!!そう断言できる理由。

みなさん

亡くなった人の「祟る」ことってあると思いますか?

私は絶対に祟らない確信しております

 

幽霊みたいな

現在の科学ではまだ説明のつかない不思議な現象がある事自体は否定しません

 

私自身がかなり信頼している人でも

「お化けみたいなものを見た」とか

「不思議な物音を聞いた」

なんていう体験をした人は、結構な数でいますから。

 

世の中には、まだ解明されていない奇妙な現象が存在する事は確かなことでしょう。

 

しかし

 

幽霊(亡くなった人の霊魂)が

生きている人間に害を及ぼす。

────なんて事は絶対に無いと確信しています。

 

たとえ

姿が見えようと、声が聞こえようと、ラップ現象が起きようと

彼らにはそれほどの実行力影響力絶対にありません。

 

なぜなら

 

それが可能であったなら

死刑なんて制度は必要なくなるはずだからです。

 

 

無実の人が有罪にされてしまう…という可能性が常について回りますから

死刑なんてものは

できることなら無くなった方が良いんでしょうけれど

 

被害者遺族からしても、世間からしても

どうしても許せないほどの悪人ってものはいますから

無くすことができない必要悪なんです。

 

むごたらしく殺された人

怨みを飲んで死んでいった人

これまでに数えきれないほどいますよね。

 

でも

その加害者が被害者の幽霊に呪い殺された

なんて話

ここ最近の犯罪で聞いた事ありますか?

無いでしょう?

 

 

霊障があったとか

祟りにあったとか感じてしまうのは

自らの良心の呵責うしろめたさからくる

自己暗示に過ぎません。

 

もともと良心が無い人間

そんなものとも思っちゃいないんです。

 

良心が無い人間ほど

平気で酷い事をやり散らしますから

他人から恨みを買うことなんて

普通の人よりずっとずーっと多いはずなのに────ですよ?

ですから

 

「あなたの不調はご先祖様の霊が……」

とか

「成仏できない地縛霊があなたに取りついていて……」

なんて霊障をうたうのは

たいがいが

ただの不安商法です。

 

取り込まれないように

カモにされないように

くれぐれも気をつけましょう。

 

とはいえ私

個人的には

「怨霊が本当にあったら良いのに!」

とは思ってるんですよ。

 

だって

あまりにも、あまりにも酷い犯罪ってあるじゃないですか。

 

そんな加害者は、ぜひとも被害者の霊や、それを憎む他の人々の生霊によって

呪い殺されて欲しい

 

────残念ながら

幽霊の呪い無いですけど

 

事件を知って加害者を憎むようになった人々から、社会的な因果応報をされることは

結構あり得そうな話ですけどね……。

 

結局

本当にコワいのは生きた人間ってことですよね。

 

 

 

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